2014年12月21日

2014年版 エレベーター関連のニュース



bank / telmo32

今年の営業日もあとわずかということで、今年一年にあったエレベーター業界の話題やニュースを総括してみようと思います。


2月 ベルギーの世界遺産、船用のエレベーターのツアーが開始

記事URL[http://www.belgium-ex.com/tour/detail/1352/8699.html]


 
Canal du Centre - Houdeng-Goegnies 07 / KlausNahr




昨年のTHE世界遺産(TBS)の放送でこのベルギーの世界遺産・船のエレベーターが取り上げられました。この船用のエレベーターの世界遺産の登録は1998年と結構前だったのですが、改めてテレビで紹介されたことでツアー会社に問い合わせが増えたようです。それにより今年の2月からブリュッセルからのオプショナルツアーが開始されました。





4月 エレ協から機関誌「エレベータージャーナル」が創刊。

記事URL[http://www.n-elekyo.or.jp/about/elevatorjournal/index.html]
 

日本エレベーター協会(エレ協)から季刊情報誌「エレベータ界」が昨年10月に休刊となり、それから半年後に エレベータージャーナルがリリースされました。前回同様に今年納入された建造物のあべのハルカスや、リッツカールトン京都などに設置されたエレベーターの仕様をみることができます。現在、2014年4月(創刊)号から数えて、7月号、10月号と現在3巻まで電子書籍として発行されています。




4月、日立製作所が世界最速となるエレベーターの開発に成功を発表。2016年に中国広州の高層ビルに設置予定!

記事URL[http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2014/04/0421.html]



Shanghai Tower July 2014 - 1.jpg
"Shanghai Tower July 2014 - 1" by Andrew and Annemarie - https://www.flickr.com/photos/andrew_annemarie/14376036986/in/set-72157645071311416. Licensed under CC BY-SA 2.0 via ウィキメディア・コモンズ.

来年(2015年)に完成予定の上海の高層ビル「上海中心」に東芝が納入する世界最速のエレベーター。ところがさらにその一年後に日立が「広州周大福金融中心」に納入するエレベーターで新記録を達成することを目指しているそうです。世界各地の高層ビルの建造競争に伴って、その中に設置するエレベーターの世界最速を競う競争も激しくなっています。




6月 「東京23区内 エレベーター未設置駅一覧 -脊損の部屋ブログ」更新

記事URL[http://sekisonn.com/mt/2013/12/barrierfree-station201312.html]

エレベーターの設置駅、ベビーカーで出かける事が多くなってからは駅ごとにエレベーターの設置を確認するのも容易でないので貴重な情報ですね。




9月 パナソニック、3人乗り用ホームエレベーター「XLミディモダンE」と2人乗り用ホームエレベーター「XLスリムモダンE」の新製品2種類の受注を開始

記事URL[http://panasonic.co.jp/news/topics/2014/127026.html ]

(紹介記事抜粋) 利用者の利便性を向上させるために、業界最長(※1)のエレベータールーム内の奥行き寸法を実現。3人乗り用の「XLミディモダンE」はルーム内の容積を約 8%、また2人乗り用の「XLスリムモダンE」は約21%拡大したことで、荷物の運搬時だけでなく、車いすの使用者と介助者が同乗しやすくなりました。

エレベーターのカゴの奥行きが業界最長ということです、 通販で購入したベッドがエレベーターに入らずに返品したという苦い思い出がある私ですが、是非これは各所に採用してもらいたいです。



9月 エレ協 本年度版、安全利用キャンペーンポスターの配布

記事URL[http://www.n-elekyo.or.jp/about/dl_poster.html]

日本エレベーター協会から今年のポスターが発表されました。
また、11月10日のエレベーターの日にちなんだ「エレベーターの日」キャンペーンアンケートを行っています。アンケートに答えるだけで1,000円分の図書カードが100名にあたります!




11月 第8回未来エレベーターコンテスト受賞者発表

記事URL[http://www.toshiba-elevator.co.jp/elv/newsnavi/volumes/contest/2014prize.html]

東芝エレベーター主催の「未来エレベーターコンテスト」が今年で8回目を迎えました。
まだ、各作品の概要がみられないのですが、今年もタイトルだけで想像するに期待できそうです。




12月 水平移動できるエレベーター 独社、リニアでの開発を発表

記事URL[http://jp.wsj.com/articles/SB11133530172994754599304580342252892857796]

これまでの業界の構想としてパーテルノステルや、以前にHITACHIが2006年に開発した循環式マルチカーエレベーターというものもありました。この進化系にあたるMULTIはこれまでの上下の階に移動しかなかったエレベーターを二次元の水平移動も可能にすることで、より移動の利便があがると思います。建物の形も一次元に伸びる高層ビルの一辺倒ではなく、多様な建造物が増えることが期待できそうなので今後の動きが見逃せません。


Skyscraper1


近年の動向としては世界最速を目指すのは東芝と日立、ウルトラロープの開発で世界最長の走行距離をめざすフィンランドのコネ社、そしてエレベーター自体の進化型をリニアモーターで突き詰めるドイツのティッセンクルップ社と別の方向性をみせてくれる各社のアプローチから目が離せません。また、来年以降完成予定の世界の超高層建造物は
2015年 上海中心 (中国 632m)
2016年 広州周大福金融中心 (
中国 530m)
2017年 武漢緑地中心 (
中国 636m)
2019年 キングダムタワー(
サウジアラビア 1007m)
と予定があります。2019年の完成予定のサウジアラビア・ジッダの「キングダム・タワー」は現在の世界一を誇るドバイのブルジュ・ハリーファ(828m)を超えて1キロの高さの世界一高いビルになる予定です。以前書いた台北101の448mが既に霞んでしまう勢いですね。


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