2012年8月20日

サインシステムに現代の職人魂を見た



日常生活で見過ごしがちか、今回は電車通勤の人には専らお馴染み。駅の旅客案内サインシステムについてです。簡単に言えば、駅内にある出口案内やら、乗換案内のことです。








自分が上京したての2005年10月3日頃に新しい旅客案内サインシステムに変わりました。

平成18年度中に全駅(※一部駅を除く)に新しい旅客案内サインシステムを展開いたします。 - ニュースリリース|東京メトロ



 以前より路線が増えて複雑化するサインシステムは目的の情報が増えることにより
単純に巨大化してしまうと、地下構内の限られた空間では圧迫感を感じて好ましくないのです。





表示するサインが増えていく中で省スペースでいかに見やすく。誤読の少ない書体選びで識別しにくい色には濃淡や縁取りを施したりと、路線をはっきりと出来る番号を付記することでメリハリを付けるなど更に統一したデサインを図っています。








しかし、単に統一されたデザイン性だけでは目立たなくなってしまい目的を探しにくくなってしまいますのがジレンマです。










ところで、現在のサインシステムに使用されているフォントには東京メトロ、JRとも モリサワの「新ゴシック」
英字はほとんどがFrutiger Condensedとなっています。
このサインシステムは、Rei(アール・イー・ア イ)株式会社がデザインしているものですが、文字間隔や日本語とのバランスも、出口番号がなるべく見やすくなるように調整されていて矢印は1:1に近いアスペクト比に統一されています。












都心ではほとんど旧サインシステムの名残は感じられませんが一部、営団時代の名残で「電車が来ます」の電光掲示板は未だに旧式のフォントとなっていたりと混在したゴチャゴチャの駅もあります。











それでは、それら旅客サインシステムでも変わったものを2つご紹介します。





千葉県松戸市内の馬橋駅から出ている流鉄流山線(りゅうてつながれやません)。 この路線は鉄道業を主とする株式会社流鉄の運営する私鉄。









終点の流山まで6駅しか無い路線なのです。
TXが出来てから年々乗客数が減っているそうですが、個人的にはこれからも応援しています。
訪れた時には、今年からリニューアルされた西武系の新車両あかぎになっていました。







この路線のサインシステムは私鉄ならではといいますか、なんと手書きのものが使用されています。








手書きの案内を見ると温かみを感じますね。













もう一つは、新宿駅の地下構内になります。新宿駅はどこかがいつも工事中というイメージです、その改修工事中ならではの箇所が垣間見られます。




これは工事会社の人が作ったんでしょうか、よくみるとガムテープを使ってキレイに加工されたこの出口案内。
意外と気に止めないぐらいのできなんでしょうか。


視認性は多少悪くとも、これはこれで職人芸だと捉えさせてもらいました。
以前はこのガムテープサインは各所にありましたが、現在はここしか見つけられませんでした。









以上です。あまり特筆した面白さは感じないかもしれませんが、ニュアンスだけでもお伝えできればと思います。




- 2012年 8月22日 追記 -

後から、上記の新宿駅のガムテープのフォントは修悦体というものという事をうちの某スタッフに教えてもらいました。


日暮里育ちの新フォント「修悦体」の魅力に迫る(前編) - 上野経済新聞










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